チップとは、サービスに対して感謝の気持ちを示すための心付けです。
本来、どの国でもチップはあります。
しかし「支払い方」に、違いがあるようです。
世界には、チップをお会計と一緒に支払う国もあれば、別々に支払う国もあります。
これは文化ですから、どちらがいいとは一概に言えません。
たとえば、日本や韓国はお会計にチップが含まれているため、不要です。
一方、欧米諸国ではチップの習慣があり、お会計とは別に支払う必要があります。
これから向かう渡航先にはチップの習慣がある国か、どう支払う国か確かめておきましょう。
では、肝心のチップの相場と渡し方です。
アメリカを基準に、以下のとおりになります。
相場:1~2ドル
渡し方:朝の外出時、枕元に置く
相場:1~2ドル
渡し方:荷物を運んでもらった後、直接手渡し
相場:1~2ドル
渡し方:サービスを受けた後、直接手渡し
相場:難易度に応じて、10~30ドル程度
渡し方:頼んだ仕事の後、直接手渡し
相場:料金の15~20パーセント
渡し方:料金の支払時に、直接手渡し
相場:料金の15~20パーセント
渡し方:食後、テーブル上に置く
相場:総額の20パーセント以上
渡し方:食後、テーブル上に置く
ファストフード店などでは、チップは不要ですから、二重支払いにならないよう注意が必要です。
またチップは感謝ですから、素晴らしいサービスを受けたと思えば、多めに渡してもかまいません。
ちなみにアドバイスですが、チップの料金に迷ったら多めに渡すのが無難です。
少なくてトラブルになることはありますが、多すぎてトラブルになることはありません。
海外旅行ですから、不要なトラブルを避ける意味でも、チップは相場どおりに渡したほうがいいでしょう。