空港では入国の際、持ち込みに注意しなければいけないものが、大きく2つあります。
「持ち込み制限品」と「持ち込み禁止品」です。
持ち込みが制限されているものは、所定の手続きをしなければ持ち込みができません。
すぐ終わるだろうと思いますが、これが手間も時間もかかります。
たとえば、海外から犬や猫を持ち込む場合は、動物検疫所による検査を受けなければ入国ができません。
また特殊な植物は、植物検疫が必要であり、植物検疫所の検査を受けなければ持ち込みができません。
手間がかかり、即日で検査が終了するのはまれです。
時間もかかり、数週間ほどかかる場合も珍しくありません。
検査が終われば、検疫所まで行かなければいけないです。
交通費ももちろん自分持ちです。
まだ、これはいいほうです。
本当に気をつけておきたいのは「持ち込み禁止品」です。
こればかりは、どうあがいても持ち込みができません。
免税店で売られているものは、その点が考慮されているので、ほとんど問題はありません。
しかし、海外で売られているものは何でも空港を通過できるものだろうと思うのは大間違いです。
海外の商人は、売ることさえできればいいので、後のフォローは知りません。
旅行中に買った珍しいものを母国に持ち帰ろうとした際、実は持ち込み禁止品であり、空港で没収されるのはよくあるトラブルです。
代表的なものは、偽ブランドです。
知的所有権を侵す偽ブランド品は、国際的に取り締まりが厳しいです。
偽ブランドだと知っている、いないにかかわらず、持ち込もうとしても没収されます。
場合によっては警官が登場し「どこで手に入れた」「いくらで手に入れた」と事情聴取になり、話がややこしくなります。
そのほか麻薬や覚醒剤も、当然持ち込み禁止品の対象です。
いま一度、母国の空港のルールを確認しておくようにしましょう。