海外旅行では、渡航先によって、事前に予防接種が必要になる国があります。
WHO(世界保健機関)が指定した伝染病感染地区へ旅行する場合です。
代表的なものは、黄熱病、狂犬病、コレラ、肝炎です。
入国時には、予防接種をした証明書「イエローカード」の提示が必要です。
表紙が黄色であるところから、そう呼ばれています。
もし予防接種をせずに入国しようとしても、入国拒否をされます。
人の命を守るためであり、感染拡大を防ぐのが目的ですから、こればかりはうまい言い訳で通用しません。
主に、アフリカ地方、東南アジアの一部地方、南アメリカなどへ旅行をする場合、必要になる場合が多いようです。
ただし、そのほかの国や地域でも、新たな流行が急に発生する場合も考えられます。
渡航前には、念のため事前に確かめるようにしましょう。
もし必要なら、予防接種は全国にある検疫所で受けることができます。
1回で終わらなかったり、1回目と2回目の間隔をあける必要もあったりするので、回数や間隔にも注意しておきましょう。