運動すれば、腹が減ります。
しっかり体を動かしますから、血糖値が下がり、次第に空腹を感じるのは自然です。
「腹が減ったから、しっかり食べるぞ」
せっかく運動しても、消費したカロリー分だけ食べてしまうと、意味がありません。
むしろより空腹だからこそ、食べすぎてしまうこともあるでしょう。
ダイエットのために運動して、食べすぎたので余計に太っては、本末転倒です。
ウォーキング・ダイエットの本当の勝負は「ウォーキングしているとき」ではなく「ウォーキングが終わった後」と言えます。
せっかくダイエットのために運動しましたから、運動後の食事はできるだけ控えたい。
もちろん完全に食べないのではなく「食べすぎない」という注意が必要です。
では、食べたい欲求を、どうすれば抑えることができるのでしょうか。
あらかじめ運動をする前に、食事を済ませておくといいでしょう。
食後30分ほど経過すれば、糖が血中に含まれるので、運動しているときの炭水化物の燃焼効率がよくなります。
運動後の空腹感も、比較的小さくなります。
食べるなら、ご飯やパンなどではなく、果物がいいでしょう。
バナナ・リンゴ・オレンジなど、食べすぎない程度に口にします。
果糖は、砂糖とは違い、代謝がよいので、脂肪になりにくいのが特徴です。
固形物ですから、空腹も紛れることでしょう。
果物のほかにおすすめなのは「高タンパク低カロリー」の食べ物です。
代表としては、大豆類・肉類です。
特に「豆腐」は効果的です。
量があるので満腹感が得やすく、カロリーも低めです。
豆腐は、大きいように思えますが90パーセントは水です。
残りはタンパク質や脂質であるため、サイズは大きくても、低カロリーなのです。