夫婦仲がいいと、子育てにもいい影響を与えます。
「いつもお仕事、大変ね。お疲れさま」と父の仕事に感謝する母。
「いつも育児ありがとう。本当に助かっているよ」と母の育児をねぎらう父。
父が母を思いやり、母も父を思いやります。
見るからに、夫婦が愛し合っているのがわかります。
一見すると、仲がいいのは父と母の間だけです。
子どもに対して、直接何かをしているわけではありません。
しかし、仲のいい夫婦は、それだけで子育てにとてもよい影響を与えます。
いい影響を与えるポイントは、3つあります。
第1のポイントは「思いやる言葉や態度を、子どもも真似すること」です。
夫婦が助け合っているところを子どもが見ることで「助け合うのはいいこと。人が喜んでいる顔を見たい」気持ちが芽生えてきます。
両親が協力したり愛し合ったりしている姿を見て、子どもも憧れを抱くようになります。
子どもの生き方にも影響を与えます。
第2は「子どもへの態度も優しくなり、愛情が注がれること」です。
子どもを育てるのは、両親です。
その両親の仲がうまくいっていると、子どもへの態度も自然と穏やかになり、愛情あふれる態度になります。
子どもには、やはりいつも優しいお父さんとお母さんでいてほしいです。
子どもへ注がれる愛情は、父親や母親からですが、その父親や母親こそ愛情が必要です。
川の上流から下流へ向かって、水が流れていくイメージです。
上流である父親・母親こそ、たっぷりの愛を抱いてほしい。
夫婦が愛し合っているからこそ、結果として子どもへも愛情がたっぷり伝わります。
第3の理由は「子どもの情緒が安定すること」です。
両親がいつも喧嘩をしていると、子どもも不安になります。
自分の家なのに落ち着くことができません。
不安や恐怖を感じる時間が増えて、心に悪い影響を与えます。
しかし、いつも両親が穏やかなら、子どもも安心します。
夫婦が笑顔で喜びをわかち合っていると、それを見て子どもも笑顔になります。
喜びや嬉しさを感じる時間が増え、心にいい影響を与えます。
自分の家が落ち着くようになれば、勉強にも集中する時間が増え、成績の伸びもよくなるのです。