執筆者:水口貴博

子育て上手な父親になる30の方法

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母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。

母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。 | 子育て上手な父親になる30の方法

「ねえ、聞いてよ。今日も大変だったのよ。あの子ったら……(あれやこれや)」

育児に疲れた母親は父親に対して、1つや2つの愚痴をこぼします。

そういうとき、母の育児の悩みに対して、男性はまず「解決策」から言ってしまいがちです。

「そんなことは、こうすればいいだろう」

一言で済ませます。

悩みを言っているのだから解決につながるようなアドバイスをするのは、一見すれば当然のことのように思えます。

しかし、解決策から返事をするのはよくありません。

母親の本音としては、まず話を聞いてもらいたいと思っています。

共感してもらいたい。

悩みを聞いて「大変だね」と共感を得たいと思っています。

自分の大変さをわかってもらい、努力を認めてもらいたい。

もちろんすべての母親に共通するとは限りませんが、そういう傾向が強いのはたしかです。

父親が母親にかける言葉は「解決策」の前に「共感」です。

「そうか。それは大変だったね」

「本当によく頑張っていると思うよ」

「そういうことがあれば、いらいらするのも無理はないね」

母の育児の苦労をねぎらい、大変さに共感する言葉をかけてあげましょう。

それだけで癒されます。

解決策を言うなら、その後です。

自分の気持ちをわかってくれて共感した人の話は、その後も受け入れやすくなります。

子どもは母親に甘えますが、母親も父親に甘えたいのです。

子育て上手な父親になる方法(16)
  • 母親の話に、共感する。
甘える父親は、もう1人の子どもである。

子育て上手な父親になる30の方法

  1. 父親が育児をする、子どもは自分に自信を持つ。
  2. 父が育児に参加することで「父」から「父親」へと成長する。
  3. 父が楽しそうに仕事をする背中を見て、子は育つ。
  4. 子どもの勉強のきっかけは、興味や関心から始まる。
  5. 子どもが破壊行為をし始めたら、強い興味や関心の表れている証拠。
  6. どんな遊びも、突き詰めれば勉強になる。
  7. 本当に家族を大切にする父親は「家族サービス」という言葉を使わない。
  8. 父親の趣味に、子どもを誘ってみよう。
  9. なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。
  10. 母親の大変さを理解するために、男性こそ育児に参加する。
  11. 家族揃って食事ができるように、週に何度かは早く家に帰る。
  12. 特別な日に特別頑張る父は、大幅に評価が向上する。
  13. 疲れて育児に参加できないときは、母親へ育児をねぎらう言葉だけでも伝える。
  14. 叱るというのは、愛を伝えるということ。
  15. 叱るばかりはいけないが、まったく叱らないのは、もっといけない。
  16. 母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。
  17. 甘える父親は、もう1人の子どもである。
  18. 父親という遊び相手ほど、面白い相手はいない。
  19. ストレス発散をするなら、子どもの遊び相手になればいい。
  20. 親から暴力を振るわれた子どもは、友人にも暴力を振るうようになる。
  21. 父の仕事現場を見せてあげると、父の仕事のイメージが湧くようになる。
  22. 早く家に帰られる人は、気の利いた父親になるための気遣いをしよう。
  23. 愛の伝わるスキンシップがあれば、回数は少なくてもいい。
  24. 正しい力の使い方とは、大切な人を守るためである。
  25. 子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。
  26. 男らしい父親なら、曖昧な返事は返さない。
  27. 夫婦仲のいい家庭は、子育てにもいい影響を与える。
  28. 子どもの失敗は、褒めたたえるくらいでいい。
  29. 子どもの話に、小難しい評価や感想はいらない。
    単に共感するだけでいい。
  30. 家の手伝いは、言い換えれば「体育の授業」である。

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