執筆者:水口貴博

子どもがすくすく成長する30のしつけ

22

できなかった部分より、できた部分を見て褒める。

できなかった部分より、できた部分を見て褒める。 | 子どもがすくすく成長する30のしつけ

テストで悪い点を取れば、叱る。

テストで良い点を取れば、褒める。

親としては、子どもの成績で善しあしを判断してしまいがちです。

点数の善しあしで「叱る・褒める」というのは、あまりいいことではありません。

子を思う親心としては「できなかった部分」に着目してしまいがちです。

丸がついているところはできているからそのままにして、できていないバツがついているところを指摘します。

そうではありません。

まず、正解できたところに着目します。

テストの結果を見て、バツ印を最初に見る癖がついていませんか。

バツ印より先に、丸がついているところを見るようにしましょう。

テストで悪い点をとっても、上手に褒めることができます。

「丸がたくさんついているね。もう少し頑張れば、もっとたくさん丸がもらえるよ」

そういう言い方をすればいい。

できているところを見て、褒めてあげます。

子どもは「もっと褒められたい。もっと勉強するぞ」とやる気を出します。

子どもがすくすく成長するしつけ(22)
  • バツ印より、丸印を先に見る癖をつける。
10歳になれば、そろそろ子どもへの対応を変える時期。

子どもがすくすく成長する30のしつけ

  1. 自由奔放は教育ではない。
    きちんとしたしつけを施すのが親の努め。
  2. 子どもへのしつけは、常に親が先行する形を取る。
  3. 食べたものは後片付けをさせるよう、しつける。
  4. 「勉強しろ」という親こそ、勉強をする。
  5. 歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。
  6. お墓参りの意味を、納得するまできちんと説明する。
  7. 言い訳をしない癖をつけ、反省を促そう。
  8. 整理整頓の基本は、実にシンプル。
    「使い終われば、元の場所に戻す」
  9. 品行方正のある親からは、品行方正のある子が育つ。
  10. 子どもは、親が考えるよりはるかに怯えやすい。
  11. 父と母の教育論は、違っていて当然。
  12. 時には、夫婦喧嘩も必要。
    大切なことはきちんと仲直りすること。
  13. 子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。
  14. 子どもは、期待されるほど成績を伸ばす。
  15. 子どもからの難易度の高い質問には「調べて教えてほしい」と答えればいい。
  16. 面倒見のよすぎる親は、子どもから失敗する機会を奪っている。
  17. 意味もなく、子どもにお金を与えない。
  18. 子どもにトイレ掃除をさせると、トイレをきれいに使うようになる。
  19. 喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。
  20. 一度のしつけで、素直に言うことを聞く子のほうが珍しい。
  21. 靴とはいえ、侮れない。
    脱いだ靴で、人間性まで判断されてしまう。
  22. できなかった部分より、できた部分を見て褒める。
  23. 10歳になれば、そろそろ子どもへの対応を変える時期。
  24. 子どもにも家族運営に参加させる。
  25. やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。
  26. 外国語学習に力を入れるなら、母国語の学習から徹底すること。
  27. 子どもに求めるべきは、速いかより、できるか。
  28. しつけが必要なのは、子どもより、親のほうかもしれない。
  29. 親子の仲とはいえ、閉まっているドアを開けるときにはノックをする。
  30. しつけは弱くても問題ない。
    むしろ、しつけが厳しすぎて非行に走るほうが多い。

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