国際的な料理をいただくときには、どう食べればいいのかわからないときがあります。
韓国料理、中国料理、インド料理など、それぞれの国料理には、それぞれの食べ方があります。
中には、どう食べればいいのかまったくわからない料理が出てくるときもあります。
韓国料理には「プルコギ」という肉料理があります。
プルコギには、決まって、大きなレタスも一緒に運ばれてきます。
最初私は、レタスはレタスのままで食べていました。
肉は肉だけで食べていました。
すると、一緒に食べていた韓国人の友人が「このレタスで肉を包んで食べるんだよ」と教えてくれました。
私は、食べ方がよくわからず、適当に食べていたことが恥ずかしくなってしまいました。
こんなことなら、出てきた時点で店員に食べ方を聞いておくべきだったなと後悔しました。
ワインをオーダーするときには、ソムリエが出てきます。
どんなにワインに知識があっても、ソムリエにはかないません。
ワインのオーダーで困ったときにも、ソムリエに聞けばいいのです。
恥ずかしがる必要はありません。
ソムリエはワインの専門家です。
「ワインについては、よくわからないのですが、飲みやすいものをお願いします」
「甘くて、おいしく飲めるワインをお願いします」
「この料理に合うワインをお願いします」
そう言うと、ソムリエは喜んで引き受けてくれるでしょう。
ソムリエにとって、ワインのことで頼られることは、やりがいを感じるのです。
わからないときには「わかりません。教えてください」といえる、勇気が必要です。
わからないのに、知ったかぶりをするのは、かっこいい食事マナーとは言えません。
かっこいい人は、見栄を張らず「教えてください」と言える、勇気を持った人なのです。