中学生のころ、私は親から「猫背になっている」と頻繁に言われていました。
背中が丸くなっていて、自信がなさそうにしていると言われます。
中学という思春期ということもあって、親の言葉は適当に流していました。
「どうせ大げさに言っているだけだろう」と思いました。
その後、ある日のことです。
親に学園祭や運動会での自分の姿を撮影してもらったことがありました。
「自分がどんな姿で映っているのだろうか」
わくわくしながら、ビデオを見てがくぜんとしました。
かっこいいどころか、腰が曲がってみすぼらしい自分がいました。
腰が曲がっていると、自信がないように見えるばかりではなく、太って見えてしまうから怖い。
他人のことだと対して気に留めませんが、自分のことだけに大きなショックでした。
「これは大変だ。本当にかっこ悪い。かっこ悪すぎる……」
大きなショックを受けた私は、一念発起して背筋を伸ばすように意識をするようになりました。
背筋が曲がっていると、どんな服を着てもかっこ悪いです。
今、直さないと一生直らないかもしれないという焦りもありました。
普段は意識をすれば背筋がぴんと伸びます。
しかし、気を抜くと、すぐまたいつもの猫背に戻ってしまいます。
癖になっているので、なかなか直すのは苦労しました。
そこで少し値段はしましたが、背筋を伸ばす矯正コルセットを通信販売で買って、背筋を強制的に直したことがありました。
腰や背中当たりに付けて、背筋を強制的によくさせる道具です。
24時間、学校に通っているときにも身につけていました。
これは助かりました。
背筋を伸ばすための専門的な道具だけあって、やはり頼りになります。
その結果、自分の背筋がよくなりました。
友人からは「痩せた」と言われるようになりました。
全然痩せてはいません。
ただ背筋がよくなっただけです。
背筋を伸ばしたことで、スリムになっているように映っているようです。
スリムに見せたいときには、服を工夫するのも手ですが、まず背筋を伸ばすことから始めましょう。
背中が丸くなっていると太って見えますが、背筋が伸びているとスリムに見えます。
スリムに見えるから、着ている服がさらにかっこよくなるのです。