指を鳴らす癖を持っている人がいます。
鳴らせば、関節をマッサージやストレッチしているような感覚があり、気持ちいいと思います。
その快感が癖になると、つい1日に何度も鳴らしてしまいます。
しかし、美容面においても健康面においても、指を鳴らす癖はできるだけやめたほうがいい。
理由は「指が太くなってしまうから」です。
「ポキポキ」という音の正体は、体内で発生する「衝撃波」の音です。
関節を覆っている「関節包」という部分に無理な圧力を加えることで、内側で衝撃波が発生し、そのため音が出ています。
その衝撃のため、周辺にある軟骨や靱帯にインパクトを与えています。
指の関節は、それらの衝撃に耐えようとするため、太くなってしまいます。
その結果、指が太くなりやすい。
太くなるだけならまだしも、最悪の場合、関節や靱帯を痛める場合もあります。
さらに注意したいのは、首をかしげて、首筋を鳴らす行為です。
首には、神経や動脈が集中して通っている部分です。
無理な圧力を加えてしまうと、神経や動脈などに損傷を与える場合があります。
マナーという面だけでなく、美容面や健康面においても指を鳴らさないことが賢明です。
どうしても手がくたびれたというときには「ストレッチ」や「マッサージ」をしましょう。
伸ばしたり曲げたりとストレッチやマッサージをすれば、血液の循環もよくなります。