最初に、最も大切なことから話をさせてください。
これを言わずして、これからの食事法を語ることはできません。
今回私がこれを書こうと思った強い動機です。
伝えたいメッセージです。
大勢の人たちは、根本的にダイエットを勘違いしています。
「美しくなる=ダイエット=食べないこと」と勘違いしている人が大勢います。
美しくなるためには痩せなければいけないと考え、痩せるためには無理な食事制限をしている人が多い。
「ダイエットとはとにかく食べないことだ」
それだけに一点集中してしまいます。
ここがいけません。
まずは急な食事制限のために、元気がなくなります。
顔は青白くなり、元気も出なくなり、魂が抜けたようになります。
学生なら勉強が頭に入らず成績は落ち、社会人なら仕事をする元気が出なくてミスをしてしまいます。
食べないダイエットをある程度続けることで、目標の数値まで痩せられたとします。
しかし、達成できたとたん、ため込んだストレスを吐き出すかのように、大胆に食べてしまいます。
リバウンドして、振り出しに戻るという結末です。
なぜこれほど具体的にわかるのかというと、私が何度も経験したことだからです。
思春期は、特に人目を気にする時期で、何度もダイエットに挑戦をしては失敗を繰り返しました。
特にはまったのは高校を卒業した時期でした。
浪人生活をしているときに、自分を振り返る時間があったため、体重を落とそうと本格的に取り組んだことがありました。
私に限らず、周りの友人も過去に何度かダイエットを経験している人がいました。
女性ばかりと思っていると、男性にも多いです。
しかし、話を聞くと、なぜか成功している人より失敗している人のほうが多い。
私もその1人でした。
その失敗するダイエットに限って「食べない」という方法に頼るものでした。
みんな、同じようなことを考え、同じような失敗をしていました。
あなたも、そんな失敗経験はありませんか。
ここがいけません。
これを一番伝えたい。
たしかに暴飲暴食を繰り返すばかりでは、ダイエットはほど遠いことでしょう。
カロリーの取りすぎは、余分な脂肪へと変わります。
しかし、今回は、単に「痩せるダイエット法」ではありません。
「美しくなるためのダイエット法」です。
美しくなるためには、まず食べることから始まります。
食事は、避けるのではなく、むしろ必須です。
美しくなりながら、しかも痩せられるという効果を同時に実現します。
本来は「美しくなる食事」を心がけると、自然と「痩せる食事法」にもつながります。
美は、体の内側から作られます。
食べたものから栄養分を吸収し、髪の毛や肌を作ります。
いい食事を取るほど、内側から美が湧き出てきます。
そのためには、いい物を食べて、内側から改善する必要があります。
そういうダイエットをしましょう。
食べないダイエットは、もう卒業なのです。