「まあ、適当に計画を立てよう」
「気分に任せて予定を立てよう」
「そのときはそのときに考えよう」
アマチュアの計画の立て方は、いつも感情的です。
その日の気分に任せて、その場で計画を立てます。
気分に任せた計画の立て方は、ストレスも小さくて取り組みやすいのが特徴です。
感情が乗っていることをするほうがスムーズなので、はかどりやすくなるでしょう。
もちろん気分に乗って仕事をするほうが性格に合っている人もいるはずです。
しかし、この進め方には注意が必要です。
「感情を軸に計画を立てている」ということは「感情に流されて計画を立てている」ということです。
いつまでもその気になれないことは、いつまでも重い腰を上げないということです。
それでは締め切りに間に合いませんし、スピードのある仕事をこなすこともできません。
だからプロには勝てません。
計画をそのときの感情で立てているかぎり、アマチュアから脱することはできません。
プロはどうするのかというと「感情」ではなく「効率」を軸に計画を立てます。
仕事は仕事です。
約束や締め切りを、必ず守ります。
自分の気持ちをコントロールできてこそ、本当のプロです。
たとえ、やる気がないときでも、やる気が出るようにコントロールします。
仕事をコントロールする前に、自分のコントロールができます。
仮に、予定より遅れていたとしても、予定どおりに進めるために仕事の緩急を調整できます。
効率を最大限に重視して、そのとおりに計画が進むように感情をコントロールします。
感情を超越して、効率を軸に計画どおりに進められるのが、プロです。
その自己統制能力があるからこそ、感情に流されるアマチュアを出し抜くことができるのです。