あなたが、親しい友人と1時間ほど話をした場面を思い浮かべてください。
たった1時間とはいえ、話をした後には、多少の疲れを感じるはずです。
話をするだけとはいえ、意外に時間も体力も使います。
人生は、時間も体力も、限りがあります。
人生も有限。
若さも有限。
有限です。
事実であり、曲げようのない真実です。
その限りある時間と体力を、最大限に有効活用した人が、プロになれます。
自分が持ち合わせている資源の量を自覚して、一番大切なことに集中させることが大切です。
アマチュアとプロは、有限である資源の使い方に、違いがはっきり現れます。
アマチュアは、よく話します。
時間と体力が有限という自覚が薄いからです。
「時間も体力も無限にある。そのうち何とかなるだろう」
アマチュアは、どこか、気の緩みがあります。
人生は有限であり、若さも有限という意識が弱い。
もちろん時には友人と雑談をして楽しむのもいいでしょう。
友人との交友を深めたり、休憩したりなどの気分転換も必要です。
しかし、本当にプロになりたければ、何か1つに集中する覚悟を決めることです。
何か1つに専念するためには、必要な物以外を思いきり切り捨てる決断が必要です。
無駄を省いて、1つに絞って集中することです。
しゃべりに時間とエネルギーを費やすと、肝心の技術の向上に費やす時間と体力がなくなります。
どんなに話しても、技術が向上するわけではありません。
一流の選手ほど寡黙です。
寡黙だから、一流になれました。
しゃべらずに節約した時間と体力は、すべて練習や勉強に投入します。
その決断が、プロには必要です。
結果を出すのは、行動だけです。
無駄な雑談はせず、自分の仕事に専念しているのです。