私が小学生のころ、下を向いて歩く癖がありました。
歩くときに、つまずいて転ばないように、下を見て歩くのが習慣になってしまったようです。
ある日、下を向いて歩いている私は、親から注意を受けたことがありました。
「貴博! 下を向いて歩くな。損するぞ!」
私はそのときの「損」の意味が、よくわかりませんでした。
しかし、他人が下を向いて歩く姿を見て、理解しました。
元気がないように見えるのです。
ひどく落ち込んでいる姿に見えます。
たとえ元気があっても、下を向いているだけで、悩みを抱え、落ち込んでいる姿に見えます。
下を向いていると、たしかに損をしています。
私たちが幼いころは、足の筋肉が未熟ですから、歩くときは足元に注意します。
下を向いて石につまずかないように歩きます。
下を向いて歩くのは、子どものころに誰もが一度は身につける癖です。
しかし、子どものときだけにしておきましょう。
大人になれば、その習慣からは卒業しましょう。
あなたが歩くときの目線は、どうなっていますか。
もし、そうした癖があるなら、早めに直すようにしましょう。
下を向いて歩いていると、元気のない人に見えてきます。
たとえ元気があっても、落ち込んでいるように見えます。
下を向いて歩いていると、損をします。
まっすぐ前を向いて歩くほうが、自信のある姿勢に見えます。
本当は自信がなくても、前を向いているだけで自信のある姿勢に見えてしまうという事実があります。
まっすぐ前を向いて歩いていると、元気のある人に見えてきます。
たとえ落ち込んでいても、悩みがなく、明るい人に見えます。
前を向いて歩く習慣は、重要です。
歩くときの目線は、あなたの印象を決めてしまいます。
愛され美人は、下を向いて歩きません。
まっすぐ前を向いて歩きます。