あらゆる宿命は、そもそも変えようがありません。
これらはそもそも生まれつきのことですから、従うしかありません。
変えようとしても、不可能です。
しかし、人間は「悔やみ、恨んで、変えようとすれば、いずれ何とかなるのでは」と思ってしまい、ずっと悩み続けます。
それでも、やはり変わらないものは変わりません。
宿命は、絶対なのです。
この「変えよう」という発想を、そろそろやめにしませんか。
あらゆる宿命は、変えることができないのですから、むしろ「生かそう」という発想に切り替えます。
自分の持ち味、特徴を武器として、大いに活用する人が、社会で大成を遂げることができます。
花は、自分を変えようとしません。
ありのままの自分を、最大限に生かそうとしています。
ありのままの自分で生きているから、ヒマワリは背が高く大きくなり、元気な姿でたくさんの人々の目を癒せます。
花のように、ありのままの宿命を変えず隠さず、むしろ公開して、生かし伸ばしていくのです。
本当の自分を生かし伸ばしきったときには、必ずほかの誰かの役に立てます。
初めから努力なしで手に入れている要素なのですから、生まれたときからほかの人よりリードしています。
それは弱みではなく、強みなのです。
「親がいない」
「離婚している」
「ハーフとして生まれてきた」
そうした事実も、否定するのではなく、ありのまま受け入れることです。
むしろ自分の持ち味や特徴を武器として活用します。
見ないのではなく、真正面から向き合う。
なかなかほかの人がしていない経験は、ほかの人よりリードしているということです。