視野が狭い人は、短期的に考える傾向が目立ちます。
たしかに近い未来のほうがイメージしやすくて考えやすい。
まだやってきていない未来を考えても仕方ないと考える人もいるでしょう。
未来のことは誰にもわかりません。
不透明が多い状況では、どうしても短期的な考えになってしまいがちです。
計画も目標も結果も、短期的になりがちです。
しかし、短期的に目を奪われ、目先のことにとらわれると、思わぬ落とし穴に落ちてしまいます。
短期的な計画を立てていると、いつの間にか見当外れの方向に進んでしまうかもしれません。
短期的に目標を達成できても、長く維持することができず、ただの自己満足で終わってしまうかもしれません。
短期的に結果は出せても、長く続かず、途中で息切れしてしまうかもしれません。
上手な投資ができなかったり、想定外によって右往左往したり、思うように成長できなかったり。
判断も決断も安易なものとなってしまいます。
「最初からやり直し」になってしまう可能性もゼロではありません。
後になってから「こんなはずではなかった」と悔やむことになってしまうのです。
視野を広げるためには、長いスパンを見据えた視点を持ちましょう。
大切なのは「長期的に考える習慣」です。
長期的に考えると、思考の時間軸がぐっと広がるため、物事の捉え方が変わります。
計画を立てるときは、半年・1年といった短期ではなく、3年・5年・10年といった長期で考えましょう。
目標を設定するなら、短期目標だけでなく、長期目標を設定しましょう。
結果を求めるなら、短期的な結果ではなく、長期的な結果を目指していきましょう。
できるだけ長く維持できたり、将来性があったりする選択を選んでいくことが大切です。
一時的に損をしても、長期的に見たとき投資を回収できるなら、何も問題はありません。
仕事においても、長期的な視野を持てば、取り組み方が変わります。
大変な仕事であっても、キャリアアップにつながり、転職にも有利になると思えば、高いモチベーションで取り組めます。
長い目で見たとき、貴重な体験と思えば「よし、やってみるか!」となるでしょう。
乗り越えることで得られる自信は「心の芯」となり、生きる力の1つとなります。
お金で買えない経験は、特に貴重です。
山の先には、新しい景色が広がっています。
「今後につながる」「人生の糧になる」と思えば、高いモチベーションを維持できます。
結果として、将来のキャリアプランやライフプランも見えてくるはずです。
何事も長期的に考えることが欠かせません。
長期的に考える習慣を持つと、見えなかったことが見えるようになり、新しいことに気づけたりできます。
小さなトラブルが発生しても動じなくなるため、精神的にも安定します。
おのずと視点が高くなり、視野も広がるのです。