公開日:2022年7月27日
執筆者:水口貴博

人生100年時代を生きる30の言葉

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貧しいと嘆いてはいけない。どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。

貧しいと嘆いてはいけない。どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。 | 人生100年時代を生きる30の言葉

「貧しい、貧しい」と嘆かないでください。

貧しく感じるのは、心の贅沢ぜいたく病です。

「貧しい」と嘆く人は、いつの間にか満足の基準が高くなっています。

十分豊かなのに「豊かでない」と勘違いしたまま生きることになります。

自分の生活が貧しく感じたら、100年前と比べてみてください。

食も衣服も住環境も、100年前と比べれば、はるかに豊かです。

100年前は、自宅にお風呂がない家が多く、共同浴場を利用する人が多くいました。

下水道も上水道も、衛生環境が十分でないところも多かった。

バスや鉄道は登場していますが、まだまだ路線は少なく、運賃も高く、今ほどの利便性はありませんでした。

教育も娯楽も治安も交通も、100年前と比べれば、現代のほうが圧倒的に豊かです。

海外旅行なんて夢のまた夢。

国の代表者など一部の人を除いて、海外に行く機会はありませんでした。

スマホやパソコンも、コンピューターやインターネットも、100年前には存在すらしていません。

今では当たり前にあるものも、100年前にはありませんでした。

わずか100年です。

たった1世紀の違いにすぎません。

この100年で、私たちの生活水準は著しく向上しました。

100年前の人が現代の人の暮らしぶりを見れば、さぞ羨ましく思うでしょう。

200年前と比べようものなら、もはや別世界です。

「貧しい、貧しい」と不満を漏らす人がいますが、100年前と比べれば、圧倒的に豊かな暮らしや社会が実現しています。

あらゆる点で便利になっています。

貧しく感じるのは、人と比べたり見栄を張ったりしているからです。

隣の芝生は青く見えるもの。

隣の芝生が青く見えるからといって、きょろきょろよそ見ばかりしていると、自分の庭の花に気づけなくなります。

恵まれているのに貧しいと感じることほど悲しいことはありません。

貧しく感じるのは心の錯覚です。

本当は恵まれています。

貧しいと思わないことです。

むしろ恵まれていると思うことが大切です。

隣の芝生を見るのはやめ、自分の庭の花を見つめましょう。

当たり前を当たり前と思わず、いま一度感謝したい。

日々の豊かさに気づき、いかに恵まれているか感謝すれば、貧しい感覚とは無縁になります。

100年前と比べれば、私たちの生活はあらゆる点で豊かになっているのです。

人生100年時代を生きる言葉(22)
  • 貧しく感じたら、100年前と比べて、いかに今の暮らしが恵まれているか実感する。
死ぬまで働くことを、不幸なことだと決めつけない。

人生100年時代を生きる30の言葉

  1. 人生は、1時間40分の映画。
  2. 昔の楽しい思い出を振り返るより、これからの楽しい予定を考えよう。
  3. 毎月末に今月を振り返ろう。
    成果や反省点をチェックして、翌月に生かそう。
  4. 「毎日同じことの繰り返し」と思ったときは、間違い探しゲームの発想で、日々の違いを探してみよう。
  5. 人生に、同じ天気は1つもない。
  6. 美しいものを見る機会を、積極的に作っていこう。
  7. 仕事に役立たないことが、人生を豊かにする。
  8. 何かを始めるのに、遅すぎることはない。
    人生100年時代から見ると、まだまだ時間はある。
  9. しわは、顔にできる年輪。
    深みを与える力がある。
  10. 旅行は「行けるうちに行く」が正解。
  11. 自分で自分に宿題を出す人が、成長する。
  12. 苦手な食べ物に、期待の声をかけよう。
    「いつかおいしく食べられる日が来るといいな!」
  13. 「面白そうだから」という理由だけで、チャレンジしていい。
  14. 本音で話してくれる人を憎んではいけない。
    本音で話してくれる人こそ大切にする。
  15. 長所だけが個性ではない。
    短所も立派な個性。
  16. 「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。
  17. 今や人生100年時代。
    今日1日が無駄になったくらいで、気を落とす必要はない。
  18. 「面倒くさい」と思うのはいい。
    「面倒くさい」と言うのがいけない。
  19. 1つの名前にとらわれる必要はない。
    出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。
  20. 勉強は、学校に行かなくても、できる。
  21. 離婚しても、ネガティブに捉えない。
    「第二章の始まり」と考えよう。
  22. 貧しいと嘆いてはいけない。
    どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。
  23. 死ぬまで働くことを、不幸なことだと決めつけない。
  24. 季節の移り変わりは早い。
    せめて1つくらいは「季節らしい思い出」を作ろう。
  25. 人はいつ死ぬかわからない。
    大切な人に伝えたい言葉があるなら、早めに伝えよう。
  26. 怖いから足を止めるのではない。
    足を止めるから怖くなる。
  27. 病気自慢をしない。
    健康自慢をしよう。
  28. マティスは晩年、寝たきりのまま切り紙絵を制作した。
    人は何歳からでも、新しいことにチャレンジができる。
  29. 97歳で大学を卒業した男性がいる。
    年を取ると記憶力が衰えるのは、ジョークだ。
  30. 自分に「若い」と語りかけ、ヤングなアダルトになろう。

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