「健康のために、栄養のある食事を心がけている」
「1日30品目を目指している」
「毎日3食、栄養のあるものを食べている」
「栄養バランスを考えた食事を心がけている」
大変素晴らしいことです。
栄養満点は100点満点。
健康には栄養が欠かせません。
きちんと栄養バランスの取れた食事なら、体の調子も頭の調子もよくなるでしょう。
仕事も勉強もスムーズに進めることができ、しっかり結果を出していけるに違いありません。
健康を意識して、毎日栄養を考えた食事を取っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここにちょっとした落とし穴があります。
真面目な食生活ですが、真面目すぎます。
窮屈で堅苦しく、遊びや余裕が感じられません。
いつも健康や栄養のことを考えてばかりでは形式張った生き方になってしまいます。
真面目すぎる食生活ではストレスがたまってしまうことでしょう。
せっかく栄養が取れても、ストレスの原因になっては意味がありません。
肉体的に健康でも、精神的に不健康です。
健康のために心がけていることが、皮肉にも不健康の原因になっていることが少なくありません。
健康を考えた食事ばかりも不健康です。
大切なのは「たまには栄養を無視した食事をしてみる」ということです。
たまには不真面目な食事をしましょう。
健康のことは忘れ、栄養についても考えません。
たまには羽目を外して、ジャンクフードを楽しむのもOKです。
3時のおやつタイムにはジャンクフードです。
ケーキ、クッキー、アイスクリーム、チョコレート、ポテトチップス。
栄養のない食事も、おいしければそれでよし。
ジャンクフードも、食生活を豊かにする食の1つです。
栄養価の低いものは、おいしくないと思うのは誤解です。
栄養のあるものもおいしいですが、栄養のないものも負けず劣らずおいしい。
栄養はなくても、おいしければそれでよしとしましょう。
幸せな気持ちをもたらしてくれます。
羽目を外した開放感があって、明るく晴れやかな気持ちになれます。
ストレス解消効果は十分です。
いつも栄養のないものばかり食べるのはNGですが、たまにであれば、健康に悪影響を及ぼすこともないでしょう。
たまには栄養を忘れ、食べたいものを食べてください。
もちろん「たまに」がお約束です。
人生は、おいしものを食べるためにあります。
栄養を忘れた食事が、食生活を豊かにするのです。