「未知との遭遇」
そう聞いてイメージするのは何でしょうか。
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『未知との遭遇』が有名です。
1977年の古い作品ではありますが、映画史に残る名作です。
映画が好きな人なら「未知との遭遇=宇宙人との出会い」と連想する人もいるかもしれません。
しかし、未知との遭遇は身近なところにあります。
もっと肩の力を抜いて考えてください。
それは「知らない言葉に出会ったとき」です。
あるとき、知らない言葉に出会うことがあります。
本を読んでいるとき、映画を見ているとき、テレビを見ているとき。
大人になってからも、知らない言葉と出会うことは多い。
ここで気づいてほしい。
知らない言葉との出会いも、れっきとした未知との遭遇です。
未知との遭遇をするために、遠くに出かける必要はありません。
わざわざ宇宙人と出会う必要もありません。
未知との遭遇は、今いる場所でもできます。
知らない言葉と出会うだけでいいのです。
知らない言葉と出会ったとき、どうするかです。
スルーしていませんか。
「意味がわからないな。まあいいか」
あるいは、話の前後から適当に推測することもあるでしょう。
それはもったいない。
知らない言葉を見つけたら、きちんと意味を調べてみましょう。
「どんな意味なのだろう」とわくわくする気持ちを楽しんでください。
「知らない言葉と出会った」ということは「成長できるチャンスと出会った」ということです。
調べる手間暇は少しかかりますが、意味がわかれば「なるほど」とうなずけるはずです。
知らない言葉に出会ったら、小まめに調べましょう。
どれだけまめに調べられるかが成長力に関係します。
時間を置いて後から調べるより、出会った瞬間に調べたほうがスムーズです。
興味関心が強いうちに調べたほうが、吸収力も高いのできちんと身につきます。
意味を調べることは、意味のある行為です。
こつこつ地道な作業かもしれませんが、あなたの成長につながる行為です。
この小さな積み重ねが、あなたの語彙と表現を豊かにします。
視野や思考の広がりに貢献します。
未知との遭遇が、有意義な遭遇に変わるのです。