頭の固い人がいれば、こう考えてください。
「この人は、私の頭を柔らかくするために存在している」と。
頭の固い人は、融通が利かず、自分の考えを曲げようとしません。
古い考え方にとらわれていて、素直に他人の意見を聞こうとしません。
なかなかユーモアも通じず、面白くありません。
頭の固い人は、表情まで硬いのが特徴です。
一緒にいても息苦しくて、相手にしたくないのが正直なところでしょう。
頭の固い人と一緒にいると、堅苦しい考え方に影響され、自分まで頭が固くなりそうです。
しかし、ここでぜひ見方を変えてほしい。
「頭の固い人は、あなたの頭を柔らかくするための問題集」と考えてみてください。
相手に飲み込まれそうになりますが「どうすればこの人の頭を柔らかくできるかな」と知恵を振り絞ってみてください。
なかなか簡単にはうまくいきませんが、だからこそいいのです。
学力を上げるときは、難しい問題に取り組みますが、頭を柔らかくするときも、難しい問題に取り組むことが役立ちます。
頑固な人は、あなたの前に立ちはだかる、難しい問題集です。
人間の形をしていますが、書店で市販されていない、特別な問題集です。
しかも無料で手に入ります。
ポジティブな発想を駆使すれば、だんだん相手の考えが変わってくる可能性があるでしょう。
たとえば「前例がない」と言われたら「新しい前例を作るチャンスですね」と前向きな返事をしてみます。
「どうせ無理」と言われても「もしかしたらうまくいくかもしれませんよ」と前向きな返事をしてみます。
「もし失敗したらどうするんだ」と言われたら「いい経験になりますよ」と、前向きな返事をしてみます。
柔軟な発想をして、前向きな言葉のシャワーを浴びせていきましょう。
しばらく続けていけば、あなたのポジティブ思考が伝わって、だんだん相手の頭が柔らかくなっていくでしょう。
そう考えると、頭の固い人を通して、どんどん頭を柔らかくしていくことです。
「どうすればいいだろうか」と考えることに意味があります。
頭の固い人の頭を柔らかくする方法を考えることが、自分の頭を柔らかくすることにつながります。
「この人は、私の頭を柔らかくするために存在している」と思えば、寛容な気持ちで接することができるようになります。
迷惑なことではなく、ありがたいことです。
今日も、難しい問題に取り組ませていただきましょう。
頭の固い人は、あなたの頭を柔らかくするための問題集なのです。