人から口癖を指摘されることがあります。
「変な口癖があるね」
「少し気になる口癖だね」
「その口癖は直したほうがいいよ」
口癖を指摘されたとき、どう感じますか。
特に何も感じない人もいるでしょうが、あまりいい気分はしないでしょう。
自分の悪口を言われたような感じがして、中にはむっとする人もいるかもしれません。
口癖を指摘されるだけでなく「直したほうがいい」と改善まで促されると、なおさらです。
命令されて嬉しい人は少ないでしょう。
特に親から指摘されると、子ども扱いされたように感じて「うるさい」「ほっといて」と言い返したくなるでしょう。
悪口を言われたように感じて、腹を立てる人もいるかもしれません。
しかし、むっとしたからといって無視するのはよくありません。
無視すると、貴重な指摘を捨てることになります。
指摘は貴重です。
口癖は、誰かに指摘してもらわないと、気づきにくい特徴があります。
自分で普通に感じているかぎり、口癖に気づけず、スルーしてしまいます。
その人は、貴重な時間を割いて、無料でわざわざ指摘してくれました。
指摘のおかげで、無自覚だった口癖に気づくチャンスが得られました。
指摘とは、アドバイスです。
「その口癖を直せば、もっとすてきになれるよ」という前向きな意味が込められています。
あなたがもっと素晴らしくなるために「こうしたほうがいいのでは?」と教えてくれました。
ありがたいことです。
指摘されなければ、ずっと気づかなかったかもしれません。
むっとするのではなく、むしろ感謝したい。
誠実に指摘を受け止め、素直に感謝しましょう。
できるだけ笑顔で感謝したい。
その人は、普段からがみがみ言ってくる人かもしれませんが、それでも感謝したい。
人生では、人生に厳しい人が1人くらいいたほうが、自分のためになります。
むっとするのではなく、心を大きくして受け入れてみてください。
「気づきませんでした。たしかにそうですね。ありがとうございます。口癖を直しますね」
素直に受け止め、口癖を直せばいいことです。
口癖が直れば、あなたの言葉遣いはもっとスマートになります。