口癖を直したいなら、話すスピードが大切です。
話すスピードは、口癖の改善に関係する重要ポイントの1つです。
まず注意したいのは、早口です。
早口で話していませんか。
焦るような話し方になっていませんか。
まくし立てるような話し方になっていないでしょうか。
話したいことがたくさんあると、次々話したくなって早口になることが多いでしょう。
自然とマシンガントークになってしまいがちです。
もともと頭の回転が速い人なら、早口が普通になっていることでしょう。
考えるスピードが速いと、話すスピードも速くなる傾向があります。
もちろん早口で話すことは悪いことではありませんが、口癖を直したいなら注意が必要です。
口癖を直すには、言葉に注意を向ける余裕が必要です。
早口で話していると、時間的な余裕が短くなり、言葉に注意を向けることがおろそかになります。
「この言葉を言っていいだろうか」と考える余裕がなくなる。
口癖に注意していても、うっかり言ってしまい、失言が多くなるでしょう。
早口で話していると、口癖が直らないのです。
口癖を直すときに心がけたいのは「ゆっくりした話し方」です。
早口は避けて、できるだけゆっくり話しましょう。
ゆっくり話すと、考えながら話す余裕が生まれます。
話すスピードがスローになると、言葉を選ぶ余裕が生まれ、失言を減らせます。
うっかり口癖が喉のところまで出かかっていても、注意が行き届き、言葉を飲み込めます。
もともと頭の回転が速い人は、早口が普通かもしれませんが、意識的にゆっくり話すようにしましょう。
ゆっくり話すのがまどろっこしく感じるかもしれませんが誤解です。
ゆっくりした話し方は、落ち着いた話し方でもあります。
余裕のある雰囲気が漂うようになり、大人らしい品格を印象付けることができるでしょう。
意識的にゆっくりした話し方を心がけると、気持ちを落ち着かせ、リラックスを促す効果もあります。
会議やプレゼンでは、まくし立てるような話し方より、ゆっくりした話し方のほうが、説得力が出ます。
沈黙があってもいいのです。
会話が途切れることは悪いことではありません。
ゆっくり話せば、少しくらい沈黙があっても、自然に聞こえます。
うっかり失言をして相手を不快にさせるくらいなら、沈黙になってもいいので静かにうなずいているほうが、まだ好印象です。
話したいことがたくさんあっても、気持ちを落ち着かせ、ゆっくり話しましょう。
ゆっくりした話し方は、口癖を直すための基本であり、極意でもあるのです。