想像力を鍛える基本の1つ。
それは「本を読むこと」です。
本を読むことは、知識・教養を学ぶだけでなく、想像力を鍛えることにもつながっています。
本を読んでいると、私たちは内容を想像しながら読むことになります。
著者の体験エピソードがあれば、その場面を思い浮かべるでしょう。
写真があれば、それを手がかりに前後の様子を思い浮かべるはずです。
実用書やビジネス書なら、仕事にも役立つ知識や教養も得られ、一石二鳥です。
知識も教養も、想像力を膨らませるときの材料になります。
知識や教養が増えるにつれて、ますます想像力が鍛えられていきます。
実用書やビジネス書でも想像力を鍛えるのに有効ですが、本格的に想像力を鍛えるなら、小説が最適です。
小説は、徹底的に想像力を働かせることになります。
小説は、物語が中心であり、文字によって構成されています。
小説は、頭の中で物語の場面を思い浮かべながら読み進めることになります。
時には主人公の声や会話を、頭の中でイメージすることもあるでしょう。
このとき、自然と想像力を鍛えるトレーニングになっているのです。
小説の種類は、純文学だけではありません。
SF小説・ミステリー小説・恋愛小説・歴史小説など、さまざまなジャンルがあるので、好みの小説を選ぶといいでしょう。
興味のあるジャンルなら、楽しみながら想像力を働かせることができるでしょう。
小説が苦手な人もいるかもしれませんが、もっと気楽に考えてください。
長編小説である必要はなく、短編小説でも十分です。
活字が大きくて、平易な表現を使ったものを選べば、読むストレスも小さいはずです。
もっと気軽に楽しみたいなら、ライトノベルでもかまいません。
気軽に読める小説なら、さほど時間も体力もかからず、すらすら読めます。
頑張らない程度のほうが長続きします。
古典文学の作品なら、ほとんどの書店で取り扱っているはずなので入手しやすいでしょう。
古典小説の難しい表現が苦手なら、現代風にかみ砕いた作品もあるので、参考にしてみるといいでしょう。
本を買う費用や手間暇を抑えたいなら、インターネットを利用する方法があります。
インターネット上では、著作権が切れた文学作品が多数公開されています。
基本的に無料なので、興味のある作品があれば、気軽に利用してみるといいでしょう。
手持ちの携帯電話から閲覧すれば、本を持ち運んでいるのと同じことになります。
古典作品は、教養としても有効です。
世界的な名作は、名作になるだけの価値があります。
古典作品は、心や感情の裏側を生々しく描いたものが多い。
最初は難しく感じても、途中からぐっと引き込まれていくでしょう。
自分の世界観や人生観が広がり、価値観の変化も得られるはずです。
想像力を鍛えるだけでなく、教養にもなるため、一石二鳥になるでしょう。