想像力を鍛えるのに適したメディア形式があります。
音声コンテンツです。
音声コンテンツは、視覚情報がなく、聴覚情報のみです。
挿絵も写真もなく、聞き手の想像力に頼るしかありません。
聞こえてくる音声だけを手がかりに、最大限に想像を膨らませる必要があります。
そのため、音声コンテンツを楽しめば、自然と想像力を鍛えることになるのです。
音声コンテンツの代表は「ラジオ」と「オーディアブック」です。
どちらも魅力的なメディア形式なので、好みに応じて利用してみましょう。
ラジオは、最も手軽に楽しめる音声コンテンツです。
基本的に無料なので、経済的負担もありません。
電波が届くところであれば、場所を問わず、どこでも楽しめます。
パーソナリティーが1人で話すコンテンツもあれば、複数人による会話コンテンツもあります。
好きなアイドルや芸能人が出演するラジオなら、興味を持って話を聞けるでしょう。
知的な音声コンテンツを求めるなら、オーディオブックがおすすめです。
オーディオブックとは、本を朗読した音声コンテンツのことです。
オーディオブックは有料タイプが多く、購入しなければいけませんが、興味があれば挑戦してみるといいでしょう。
音声データなので、手持ちの音楽プレーヤーに入れれば、移動中や運動中でも楽しめます。
オーディオブックの中には、小説を朗読したものもあります。
読書が苦手な人なら、音声コンテンツを利用してみてはいかがでしょうか。
耳は、目より疲れにくい器官です。
読むのが苦手な人でも、聞くのなら楽でしょう。
「小説を読む」のではなく「小説を聞く」という楽しみ方は、ユニークでおしゃれです。
読むには時間のかかる長編小説も、音声コンテンツなら、簡単に読破できるでしょう。
オーディオブックを上手に活用すれば、読書量を爆発的に増やせる可能性があります。
実はテレビも、使い方によっては音声コンテンツにすることが可能です。
テレビには映像があるため、音声コンテンツにならないように思えますが、工夫次第です。
映像は見ず、聞くだけにするのです。
気になって映像を見たくても、我慢して、聞くだけにします。
聞こえてくる音声だけ耳を傾ければ、想像力を働かせることになるでしょう。
どうしてもテレビを楽しみたい人は、音声だけでテレビを楽しんで見るのも悪くありません。