「自分は本当に弱い人間だ」
「気力も体力も精神力も、弱くて困っている」
「弱い自分が嫌いだ」
弱い自分を嘆いていませんか。
たしかに気力・体力・精神力が弱いと、なかなか行動に結びつきません。
弱々しい自分に気づくと、自分が嫌になることもあるでしょう。
気力も体力も精神力も、できれば強くて豊富にあるほうが、強い行動力を発揮できます。
大きな仕事や難しい仕事も、強さがあれば、容易になるでしょう。
しかし「弱い=悪」と誤解していないでしょうか。
「弱いことは悪いこと」という先入観があるなら要注意です。
弱い自分がいるのは、悪いことではありません。
弱い自分はいていいのです。
どんな人にも弱いところがあります。
気力がみなぎり、体力にあふれ、強い精神力を持っている人は、ごく少数です。
弱さを克服できるチャンスがあるなら取り組むのもいいですが、わざわざ無理に取り組む必要はありません。
「自分は弱いから何もできない」と思い込み、何もしないのが一番よくありません。
可能性を秘めた自分を生かしていません。
何もしないと行動もゼロになり、行動がゼロになると明るい未来を導けません。
難しいことは、得意な人に任せておけばいい。
気力も体力も精神力も、弱くていい。
心が繊細で、臆病であってもかまいません。
別におかしなことではなく、普通のこと。
弱いところは、あなたの個性でもあります。
弱いところを克服してしまうと、あなたの魅力がなくなってしまいます。
弱い自分でも大丈夫。
弱いなら、弱いまま前進しましょう。
弱いからすべてが不可能ではないはずです。
弱いなら、弱いなりにできることがあるはずです。
気力が出ないなら、気力がなくてもできることをすればいい。
体力がないなら、体力がなくてもできることをすればいい。
精神力が弱いなら、精神力が弱くてもできることをすればいい。
たとえそれが誰でもできるような簡単な仕事でもいいのです。
大切なのは「前進している」という結果です。
ペースは遅いかもしれませんが、未来につながる道を切り開いている状態です。
前進さえあれば、少なくともプラスにつながっています。
小さなプラスを重ねれば、大きなプラスにできます。
「こんなに弱くても、これだけできた!」と喜ぶ自分と出会えるはずです。
弱くても、弱いなりに前進する人が偉い。
弱くてもいいので、一歩でも前進しましょう。
弱い人でも、偉業を達成することは十分可能です。