仕事ができる人もできない人も、新人の頃は一生懸命勉強します。
ペンとメモ用紙を持って、勉強、勉強、また勉強。
新人の頃は、わからないことが山ほどあるので、勉強漬けの日々が続きます。
では、いつ差が出るのか。
仕事に必要な知識がひととおり身についたときです。
仕事ができない人は、仕事に必要な知識がひととおり身につくと、勉強をやめます。
勉強をしなくても仕事がうまく進むので、余計な勉強をしません。
そもそも勉強は嫌いなので、最低限の勉強で終わらせます。
当然ですが、途中で勉強をやめると、成長も止まります。
最低限の勉強しかしないと、仕事の出来栄えも最低限になりがちです。
一応仕事はできているものの、工夫や改善がありません。
仕事の質も完成度も、昔と変わらず、一定のまま。
上司や顧客の期待を超える仕事もしにくくなるのです。
一方、仕事ができる人は違います。
仕事ができる人は、仕事に必要な知識がひととおり身についても、勉強を続けます。
直接仕事に役立つ勉強が終われば、次は間接的に仕事に役立つ勉強を始めます。
直接仕事に役立つ勉強は有限ですが、間接的に役立つ勉強は無限にあります。
たとえば、仕事に関連した勉強、業界の動向などです。
直接仕事に役立たなくても、間接的に役立つでしょう。
間接的に仕事に役立つ勉強をしておけば、仕事が速くなったり精度が上がったりなどの効果が現れます。
仕事に役立つかもしれない周辺知識を知っておくと、いざとなったときに力を発揮します。
たとえすぐ役立たなくても無駄にはなりません。
知識として知っているだけでも、視野や価値観が広がり、発想力に役立ちます。
雑談のネタが増えれば、コミュニケーションの幅が広がるでしょう。
機転が利くようになったり勘が鋭くなったりなど、はっきり数値化できない力に影響します。
ゆくゆくは円滑な人間関係や人事評価につながる可能性もあります。
仕事ができる人は、とにかく勉強を続けます。
どんどん成長を続けるので、仕事ができるようになるのは必然なのです。