笑いの基準には、個人差があります。
笑いの基準が高い人もいれば、低い人もいて、人それぞれ。
本当に面白いことしか笑わない人もいれば、小さなことにも簡単に笑う人もいます。
そんな笑いの基準は、会話の雰囲気に影響するポイントです。
会話が下手な人は、笑いの基準が高く設定されています。
「笑ったら負け」
「気安く笑ってはいけない」
「簡単に笑うと、自分の価値を下げる」
笑うことに拒否感があるため、普段の会話ではなかなか笑いません。
本当に面白いことしか笑いません。
もちろん真面目な場面なら、笑いをこらえる必要もありますが、普段から笑いを我慢するのがやりすぎです。
なかなか笑わない相手とは、楽しい話がしにくいもの。
笑いの基準が高ければ高いほど、むすっとした表情が増え、会話が堅苦しくなります。
何か面白いことを言っても、相手が笑ってくれなければ、話した内容を拒否されているように感じます。
なかなかテンションが上がらず、会話の雰囲気も悪くなるのです。
会話が上手な人は、笑いの基準が低く設定されています。
「笑うが勝ち」
「笑うから会話が楽しくなる」
「笑うのは健康的」
積極的に笑いにいこうとします。
そのため、小さなことにもよく笑います。
少しでも面白いなら「あはは」と笑う。
自分からユーモアを紹介して、笑いを誘います。
時には、面白そうな話が始まる前から笑います。
笑ってくれると、相手は「話してよかった」「話に満足されている」という手応えを感じます。
楽しい話に笑うのは「あなたの話は面白い。ありがとう」と褒めているのと同じです。
笑うと、会話の雰囲気もますます明るくなる。
明るくなるから、また笑うという好循環です。
会話がますます盛り上がり、人間関係もスムーズになるのです。