隙という言葉があります。
部屋の隙間、心のすき、すきのある人といった感じで、日常でよく耳にする言葉です。
あまりよい印象を持っていないことが多い「隙」という言葉ですが、これが恋愛では重要です。
好きになってもらうためには、適度な隙を作るほうが明らかにモテます。
何でも完璧にこなす完璧主義者は、ちょっと怖くて近寄りがたい存在になります。
なにより完璧であるゆえに、会うときにも緊張してしまいます。
いつもテストで100点満点を取るより、70点や80点くらいの人のほうが、人間味が感じられ、話しやすくなります。
適度な心の緩みは、その人の柔らかさにつながります。
告白は完璧にこなさないといけないと思っているのではないですか。
恋愛に完璧など不要です。
むしろそれは障害にさえなります。
適度に滑ったり転んだりする人のほうが、ほほえましいため、親しくなりやすいのです。
隙があるほうが、好きになってもらえます。
「100パーセントになってから」「自分に自信が持てるようになってから」と完璧になるまで待っている必要はありません。
70パーセント80パーセントくらいで十分と考え、今すぐ告白するほうが現実にどれだけ結びつきやすいことか。
完璧を目指していると、それだけで膨大な時間がかかってしまい、気づけばおじいさんおばあさんになります。
隙があるほうが好きになってもらえるのに、隙をなくしてしまってせっかくのチャームポイントが台無しになってしまうのです。