自分を型にはめる口癖には注意しましょう。
型にはめる口癖でも、ポジティブな言葉ならまだいいのです。
「私は頭がいい」
「私は努力家」
「私には行動力がある」
肯定的・積極的な言葉なら、やる気とモチベーションを高められます。
また面接や自己紹介の場面で、具体的に自分を説明する場面もあるでしょう。
きちんと自分の人柄を伝えなければいけない場面では、ありのまま正直に伝えるのいいでしょう。
ネガティブな内容でも、言い方を工夫しながらきちんと伝える必要があります。
しかし、ネガティブな口癖となると話が変わります。
「私は暗い性格」
「私は頭が悪い」
「私は口下手」
「私は臆病者」
「私は恥ずかしがり屋」
こうした口癖に心当たりがあれば要注意です。
自分を型にはめ、生まれ変わる可能性を制限している状態だからです。
たとえば「私は暗い性格」という口癖があるとします。
冗談や謙遜のつもりだとしても、何度も露骨に言うのは控えたほうがいいでしょう。
「暗い性格」と言い始めると、思い込みの状態になり、ますます暗い性格がエスカレートします。
一度思い込みが発生すると、洗脳状態になるため、自分を変えにくくなる。
たとえ成功体験が積み重なっても、なかなか自分を変えるのが難しくなります。
「私は頭が悪い」という口癖にも注意が必要です。
「私は頭が悪い」と言っていると「自分は生まれつき頭の悪い人間」という思い込みにつながります。
「自分の頭の悪さは生まれつき決まっていること。勉強とは縁がない」と思ってしまいます。
最初から「どうせ勉強しても無駄」と諦めてしまい、積極的に勉強する努力を放棄しやすくなるのです。
自分を型にはめていないでしょうか。
ネガティブな言葉で自分を型にはめるのはやめることです。
自分で自分の可能性を制限するのはもったいない。
人の可能性は、そんなちっぽけなものではありません。
つまらないカテゴライズなんてやめてしまいましょう。
人は、努力と経験によって生まれ変われます。
何度でも生まれ変われます。
若者はもちろん、中年や年配者であっても、本人の努力次第で生まれ変わることは可能です。
暗い性格であっても、前向きな考え方を取り入れることで、明るい性格に生まれ変われます。
頭が悪くても、勉強の習慣を続けることで、博識になることも可能です。
臆病者であったとしても、努力と成功体験の蓄積によって、自信家になることもできる。
生まれ変わりたいなら、自分を型にはめる口癖はやめましょう。
自分を型にはめる口癖をやめると、心に柔軟性が戻り、生まれ変われる可能性が広がるのです。