悩めば悩むほど、人間の頭はよくなります。
問題集では、答えも一緒に付いていますから、わからなければ、答えを見てしまえばいいことです。
しかし、自分の問題に関しては、答えはなく、自分で考えるしかありません。
自分という問題集だけは、自分で答えを考え、見つけていくしかないのです。
悩むというのは、人生を積極的に改善していこうとする前向きな姿勢です。
悩むことを、否定しないようにしましょう。
むしろ悩めば悩むほど、人生における選択が上手にできるようになります。
たくさん悩んだ分だけ運が強くなります。
たとえば、多くの高校生が、卒業前に進路について悩みます。
「どんな仕事がしたいのか」
「何がやりたいのか」
「そのためには、どんな大学で何を学べばいいのか」
多くの高校生たちがこうした悩みを抱えて、大人になります。
このとき、悩んだ経験は、貴重な経験になります。
問題そのものが自分であるために、答えも、自分の中にあります。
悩むという経験は、自分について考える絶好の機会なのです。
たくさん悩み、深く悩んだほうが、より自分に合った選択ができるようになります。
悩むのが面倒だから、適当に進路を決めてしまっては、よい結果につながりません。
悩みについての答えは、学校の教科書には載っていません。
自分で考えるしか、答えを見つける方法はないのです。
自分の問題は、自分の中に答えが隠されているのです。