「上司と自分の考えが違うとき、あなたならどうしますか」
避けたいものなら、避けたい状況。
しかし上司と考え方が合わない状況は、仕事をしていれば、必ず発生する状況です。
このときの対応は、社会人としてのコミュニケーション能力が表れやすい場面と言っていいでしょう。
上司と考え方が合わなかったとき、どんな対応をするのか、確認するのが狙いです。
まず好ましくない回答は「押し通す」「言い負かす」などの強すぎる自己主張です。
社会に出て社員として働くからには、独りよがりは避け、相手や周りの同意や共感を得る必要があります。
自分の主張が正しいと思うのは、自信に満ちて結構ですが、相手の同意や共感がなければ、反感を買うだけになるでしょう。
口論になり、人間関係にひびを入れる結果で終わるはずです。
社会人としての対応を考えるなら、やはり話し合いです。
落ち着いた状態で、きちんと相手と向き合って話す姿勢が重要です。
ただし、相手と向き合うとはいえ、自分の希望を述べるだけでは不十分です。
根拠や理由などを具体的に提示して説得したほうが、相手の同意や共感が得られやすくなります。
相手の立場や気持ちをくみ取った言い方を心がけることが、社会人としてふさわしい話し合いの姿勢です。
そうした趣旨の答え方ができれば、面接官からの同意や共感も得られるはずです。