「幼い頃、あなたはどんな子どもでしたか」
「幼稚園や小学生のころの特徴を教えてください」
たわいもない雑談に思えますが、要注意です。
裏には、深い意味が隠されている質問です。
この質問の意図は、応募者の素の確認です。
「三つ子の魂、百まで」ということわざがあるように、幼い頃の性格は、年をとっても変わりにくい傾向があります。
幼い頃の様子を知ることで、参考として、応募者の素や本質を探る狙いがあるのです。
一応面接ですから、挙げる特徴は慎重に選びましょう。
「悪さばかりをしていた」「親をいつも困らせていた」「友人とよく喧嘩していた」などは、印象がよくありません。
わざわざ短所を挙げるのは、自分から評価を落とすのと同じです。
悪印象につながる特徴は、あえて触れない配慮が必要です。
特徴を挙げるなら、短所より長所です。
面接は自分を売り込む場ですから、良い面を優先して挙げましょう。
また、数多くの特徴の中でも、できるだけ自己PRと関連した長所を挙げるのが得策です。
幼い頃の特徴と現在の特徴に共通点があれば、自己PRの信頼性が、いっそう強くなります。