「これまで最も失敗した経験は何ですか」
「とてもつらかった挫折体験を教えてください」
「人生で一番苦労したことは何ですか」
この質問を通して面接官が知りたいことは、2つあります。
「危機に直面したときの対応」と「その出来事から学んだこと」です。
仕事をすれば、誰でも失敗を経験するものです。
もし応募者が入社後に仕事で失敗したとき、どう対応するかを見極める質問です。
自分で自分の弱点をさらけ出す内容になりがちであるため、慎重な答え方が必要です。
次の2つのポイントを意識しながら、答えましょう。
失敗経験・挫折体験を紹介するとき、最終的に「逃げた」「諦めた」など、残念な結果で終わる話は最悪です。
後味の悪い終わり方になり、本当に弱点の紹介だけになります。
失敗経験・挫折体験を選ぶなら、克服できた出来事に絞って選ぶ必要があります。
失敗経験・挫折体験を紹介するだけで終わるのは、不十分です。
その出来事から学んだことも紹介しましょう。
たとえば、アメリカ旅行をしたとき、英語がまったく話せず、恥ずかしい思いをした経験があるとします。
ところが、その出来事が悔しくて英語を勉強するようになり、TOEICで高得点を取得することができた。
今では英語が得意になった。
こうした良い結果で終わる話なら、成長と向上心をうまくアピールできます。
失敗経験・挫折体験の紹介を、最終的に自己PRとして締めくくることができるのです。