就職雑誌や就職情報サイトでは、定期的に、企業のランキングの特集が組まれます。
「給与が高い企業のランキング」
「昇格しやすい企業のランキング」
「働きがいのある企業のランキング」
「女性が働きやすい企業のランキング」
中には「新入社員に優しいランキング」など、風変わりなランキングもあるようです。
重要な情報源であり、参考になるのは間違いありません。
素晴らしい企業を手っ取り早く見つけるときには、大変便利ですね。
釘付けになるほど、じっくり確認する人も多いことでしょう。
さて、そんな便利なランキングにも、重大な弱点があります。
大手企業の上位しか掲載されていない点です。
ランキングという形式上、国内すべての企業の順位がわかるわけではありません。
掲載されているのは、上位の数十社程度でしょう。
取材班も、すべての企業を把握するのは困難であるため「上場企業のみを対象」という条件が一般的です。
忘れてならないのは、中小企業の存在です。
中小企業の中にも、素晴らしい企業はたくさんあるはずです。
「ランキング」という言葉に躍らされ、中小企業の存在をすっかり見落としている場合があります。
大企業だけに偏るのではなく、中小企業にも注目して、探す対象範囲を広げることが大切です。