上場企業の面接前には、財務状況を確認しておきましょう。
財務状況について質問される可能性があるからです。
「当社の財務状況をご存じですか」
面接官に質問されたとき「知りません」という返事では、選考に響くでしょう。
本気で入社したければ、企業研究の一環として、財務状況の確認をしておきましょう。
上場企業なら、財務状況の確認は簡単です。
上場企業では、法律上、有価証券報告書の一般公開が義務づけられています。
有価証券報告書には、企業の概要・事業の状況・株式の状況・財務諸表などが含まれ、財務状況が確認できるでしょう。
もちろん細かい財務状況まで確認する必要はありません。
プロの投資家ではなく、あくまで就職活動における企業研究ですから、基本的な項目の確認で十分です。
たとえば、売上高・粗利益・営業利益・経常利益・当期純利益などです。
また忘れてならないのは、過去数年間にわたる財務状況の比較です。
過去数年間の財務状況の比較をして、売上高・営業利益・当期純利益などの推移を確認しておきましょう。
さらに余裕があれば、総資本利益率(ROA)・株主資本利益率(ROE)・流動比率・固定比率なども確認しておくと安心です。
少し専門的な分野ですが、その企業の「収益性」「安定性」「成長性」の3つが理解できるでしょう。