残業が多い企業を探すという、変わった人を見かけることがあります。
その主な理由は、残業代です。
残業が多ければ多いほど残業代も多くなるため、収入を増やすことができる考え方です。
基本給は低くても、きちんと残業代が支払われる企業なら、仕事時間に応じて稼ぐことができるでしょう。
労働者が残業を望み、法律の許す範囲なら、そうした働き方も可能ではあります。
しかし、この方法は注意が必要です。
残業が多ければ多いほど、プライベートの時間が減るということ。
健康管理が難しくなり、体調を崩しやすくなるでしょう。
特に鬱病など、精神疾患の場合は、回復までに長い時間を必要とします。
いくら残業代が出ても、体調を崩しては意味がありません。
収入を増やすには手っ取り早い方法ですが、長続きしにくい働き方なのです。
少し視点を変えてみるのはいかがでしょうか。
たとえば、昇進制度が整った企業を探すのはいかがでしょうか。
努力や能力に応じて昇進できれば、収入も上がります。
自分の能力や努力に応じてきちんと評価される職場環境なら、仕事のやりがいにもつながるでしょう。
残業を抑えながら収入も増やせるなら、素晴らしい方法の1つではないでしょうか。
着実にキャリアアップができれば、さらに高い収入を目指し、転職も検討できるようになります。