就職活動でよく陥りがちな過ちがあります。
志願する順です。
就職したい業界が決まれば、その業界の大手から順に志願しようとします。
大企業から中企業、中企業から小企業、小企業から零細企業という順です。
シンプルに、大から小の順に志願しようとするのです。
もちろん大手に魅力を感じるのはわかります。
大手であればあるほど、規模も業績も大きく、給与も待遇もよいでしょう。
有名ですから、世間体もよくなるはずです。
しかし、やみくもに大手から順に志願するのは、得策ではありません。
就職活動に行き詰まるのが、確実だからです。
やはり大手には、多くの応募者が殺到します。
競争倍率が高くなればなるほど、選考も面接も厳しくなり、ハードルは高くなります。
よほど優秀な人なら別ですが、普通の人は、突破するのは大変難しいはずです。
大手から順に志願すれば、不採用の連続になるのは当然なのです。
就職活動とはいえ、体力・資金・時間は有限です。
大手から順に志願していると、途中で体力・資金・時間が尽きてしまいます。
卒業年度内に就職先が決まらず「自分の将来はどうなるのか」と、絶望するのです。
業界大手から順に志願するのは、ベストではありません。
大切なのは、マッチングです。
自分にふさわしい企業を志願しましょう。
企業の業務内容・規模・場所・社風など、総合を見たうえで、身の丈に合った企業を選びます。
たとえば、自分の力を思いきり発揮したいと思うなら、ベンチャー企業がふさわしいでしょう。
企業の業務内容が、自分のやりたい仕事と一致しているなら、企業の種類は何でもいいのです。
マッチングを意識して志願するのが、成功する就職活動への近道です。