基本的に、反対意見には耳を傾けるべきです。
恋に熱くなって、自分では相手の悪いところが見えていないだけかもしれません。
第三者の意見に耳を傾けることで、結婚すべき相手かどうかを、冷静に判断できます。
しかし、反対意見を聞いても、それでも「違う」と思うなら、結婚を押し切る勇気も必要です。
反対を押し切るなら、1つアドバイスがあります。
説得するとき「似ている」というキーワードを使いましょう。
父親が反対しているなら「お父さんに似ているところがあるよ」と言って、説得します。
母親が反対しているなら「お母さんに似ているところがあるよ」と言って、説得します。
こう言われると、親は言い返しにくくなります。
親にとって「自分に似ている人」と言われると、認めたくなる心理が働きます。
親としての人間性を認められていると感じます。
わが子が、親である自分と似ている人を選んだことを、ひそかに喜ぶのです。
「そうか、自分と似ている人なのか。いい人を選んだじゃないか」と、認めたい気持ちが出てきます。
一見、だらしない人に見えても「自分と似ているところが、どこかにあるのだろう」という前向きな姿勢になります。
良いところを探そうとする姿勢になるのです。
実際は、似ていなくてもかまいません。
実のところ、どんな人にも似ているところは、探せば必ずあります。
すべてが似ていない人を探すほうが、大変です。
生まれや育ちがまったく違う人でも、よく探せば、共通点があるものです。
1つでも似ているところがあれば、十分です。
「ほら、そっくりだね」と言われると、結婚を肯定的に考えてもらいやすくなります。