結婚前に、まず一番確かめておきたいことは、やはり性格です。
自分と性格が合っていれば、結婚してからもうまくいきます。
きちんと相手の性格を確認して、人柄を把握しておきます。
価値観とは、どんなことに価値を認めるかという個人の判断です。
善悪や善しあしなどの価値を判断する、物事の見方です。
夫婦関係と価値観には、つながりがあります。
共通の話題や趣味は、人を結びつける力があります。
お互いの共通点を見いだしやすくなります。
共通の話題や趣味が、その話題を中心にお互いの話をしやすくなります。
きちんと人の話を聞く姿勢は、人間関係における、最も基本的な姿勢です。
もちろん夫婦関係においても、最も重要な部分です。
きちんと話を最後まで聞いて、親身な返事をしてくれるかどうかです。
常識やマナーは、結婚後の生活に影響を及ぼすことの1つです。
相手の言葉や行動を見てみましょう。
基本的な常識やマナーは身についているでしょうか。
相手に、他人を悪く言う癖はありませんか。
中傷です。
他人を悪く言うのは、自分には関係ないと思いますが、見逃せない点の1つです。
感情のコントロールができない人は、子どもです。
感情のコントロールができる人は、大人です。
結婚前に確かめておきたいのは、感情がきちんとコントロールできているかです。
人の本性は、普段、表に出ません。
世間体や見栄などがあり、慎ましい姿を見せようとします。
しかも、好きな人の前です。
恋人関係は、正直な意見が言い合える状態が理想的です。
正直に意見を言うからこそ、親しくなれます。
親しくなれますが、時には、意見が対立することもあります。
結婚をすると、生計が1つになります。
男性と女性の財布が1つになる、ということです。
必ずしもその限りではありませんが、家族運営は男女が協力し合いますから、財布も1つになるのが一般的です。
相手にギャンブルの習慣は、ありますか。
パチンコ、マージャン、競馬、競輪、競艇、オートレースなどです。
必ずしも、ギャンブルが悪いわけではありません。
結婚してから、大きな借金が発覚して、問題になることがあります。
家族の運営には、お金がかかります。
借金があると、衣食住に影響するため、家族運営は傾き、夫婦関係にも影響します。
結婚前に、相手の友人の人数も確かめましょう。
「友人の人数なんて気にする必要があるのか」と思いますが、考慮には入れておいたほうがいいでしょう。
友人の人数は、その人の客観的な様子が、よくわかるポイントです。
趣味は、人それぞれです。
読書、音楽鑑賞、映画鑑賞など、一般的なものだけではありません。
国内旅行、海外旅行、食い道楽など、お金のかかる趣味もあるでしょう。
結婚前に見ておきたいのは、整理整頓の能力です。
整理整頓は、必須ではありませんが、ないよりあったほうがいい能力です。
一般的に、整理整頓に無頓着な人は、ルーズな性格が多い傾向があります。
健康管理についても、チェックしておきましょう。
健康管理とは、自分で自分をコントロールする能力です。
食事の内容を注意したり、食欲をコントロールしたり、お酒やタバコを控えたりなどです。
恋人に、束縛の癖はありますか。
もちろん好きな人に、ある程度の束縛があるのは、わかります。
好きな人のことですから、心配する気持ちがあるでしょう。
人は誰にでも、夢中になることがあります。
人気アーティスト、タレント、趣味などです。
好みは人それぞれですから、夢中になることがあるのは、悪いことではありません。
付き合っている人が、家族と接するときの態度を見てみましょう。
親や兄弟姉妹と接するときの、言葉遣いや態度などです。
優しく接しているでしょうか。
親離れができているかどうかを、確かめておきましょう。
親離れができていないということは、本人に自立心が欠けているということです。
自立心に欠けていれば、結婚してからも、自分で考えて行動しにくくなるでしょう。
仕事に打ち込むのは、大いに結構です。
仕事に打ち込むにつれて、仕事でも評価が上がり、収入にもつながることでしょう。
理想的に思えますが、程度によります。
自分が困ったとき、どんな対応をしてくれるでしょうか。
どれだけ親身になって助けようとするのかは、愛情の大きさに比例します。
もし自分が困っても、ほったらかしにされるなら、愛情もその程度です。
結婚するとなると、相手のことばかり見てしまいがちです。
ここで見落としやすいのが、相手の両親についてです。
結婚すると、家族間の深い付き合いが始まります。
今、セックスレスが、問題になっています。
セックスレスがなぜ問題になるのかというと、夫婦関係の亀裂につながるからです。
セックスという響きがいやらしいため、考えるのを避けがちですが、むしろ逆です。
離婚の原因のトップに必ずあるのが「パートナーの浮気」です。
どんなに信頼のあるカップルでも、一度の浮気で信用が崩壊します。
夫婦生活に溝を作ります。
結婚生活にあまり関係しないように思える項目ですが、深いところで関係します。
子どもが嫌いなら、結婚後、子どもに関する苦労が増えるでしょう。
まず結婚してから、妊娠を嫌がることが考えられます。
子どもの話は少し早すぎないかと思いますが、早くありません。
子どもの話は、結婚後ではなく、結婚前にしておくべきです。
結婚してから、出産の考え方ですれ違いや対立がないよう、あらかじめ話し合っておくことが大切です。
相手の病歴について、確認し合っておくことも大切です。
あくまで参考です。
病気があるからとはいえ、結婚を断念するわけではありません。
交際期間が、十分でしょうか。
結婚とは、相手と一生、一緒に暮らすことです。
結婚相手としてふさわしいかどうかを、結婚前に、よく知る必要があります。
これまで恋人の関係では、気に入らないことがあれば、すぐ別れることができました。
都合のいいときに会い、都合が悪ければ、別れることができました。
しかし、結婚して夫婦になると、事実上、一生の関係が生まれます。