資格が完全に悪いわけではありません。
資格を通して、知識や技術を身につける機会になります。
資格を通して身につけた知識や技術は、仕事でも役立つことでしょう。
しかし、資格さえ取れば安心かというと、そうではありません。
資格は、気休めになる程度です。
資格は、経験がなくても取れてしまう点が、致命的です。
資格の種類にもよりますが、多くは机上の勉強だけで取れてしまうものが大半です。
仕事で本当に役立つのは、資格より、実績です。
実績の強みが顕著に表れるのは、仕事を依頼するときです。
顧客に業務を依頼するとき「できますか」と聞くと「できます」と答えます。
依頼する側は、ここで一瞬、不安になります。
社会では、できないことでも「できる」と答えるのが、暗黙のルールになっています。
断り続けていると、仕事が回ってこなくなるからです。
「できます」という返事が返ってきても「虚勢を張っているだけではないか」と、不安になるのです。
そこで大切になるのが、仕事の実績です。
実績は、嘘をつきません。
過去において、実際に達成した仕事を見れば、相手の本当の実力がわかります。
だからこそ、資格を取るより、実績を作るほうが現実的です。
実績は、強い説得力になります。
資格は、参考程度にしかなりません。
資格は経験がなくても取れますが、実績は経験がないと発揮できません。
もし、将来転職することになっても、実績は強い武器になります。
資格より、実績を見せるほうが、はるかに説得力があります。
実績こそ、本当の武器になるのです。