仕事の中には、やりにくい仕事があります。
そもそも仕事とは、最初は何でも「やりにくい」と感じるものです。
手順が難しい仕事を進めるとき、最初はあたふたするものです。
あたふたするのは、頭で考えているからです。
頭の中で「こういうときにはこうして、ああいうときはこうして」とつぶやきながら、仕事をしています。
頭で考えていると、ぎこちない動きになり、スムーズにできません。
苦手意識があると、つい避けてしまいがちです。
避けているかぎり、いつまで経ってもスムーズに仕事ができるようにはなりません。
もっとシンプルに考えましょう。
やりにくい仕事は、100回、繰り返せばいいだけです。
「難しい」「やりにくい」という苦手意識は、ひとまず置きます。
練習と失敗をたくさんするつもりで、淡々と繰り返しましょう。
人は、慣れる生き物です。
どんなにやりにくい仕事でも、100回繰り返せば、慣れます。
100回もやれば、仕事の進め方が、頭ではなく体に染み込みます。
体が勝手に動くようになる上、早く正確にこなせるようになります。
練習のつもりで繰り返せば、うまくいかなくても落ち込みません。
練習、練習、また練習です。
仕事の質とは、量です。
たくさん量をこなすと、必然的に、質も上がっていくのです。