歌舞伎の舞台を見ていると、主役の背後で、なにやら黒い存在がいることに気づきます。
黒子です。
黒い衣服と頭巾をした姿が、印象的です。
黒子とは、いわばアシスタントです。
表に出ず、目立ちませんが、主役の活躍をフォローしています。
歌舞伎役者の動きを補ったり、舞台の片付けをしたりします。
だからこそ、歌舞伎役者は舞台上で、大活躍できます。
歌舞伎役者の大活躍は、裏で地味にフォローしている黒子の存在があってこそです。
家族も、黒子です。
家族は普段、目立ちません。
目立たないどころか、見えません。
しかし、存在感が薄くても、自分の人生になくてはならない存在です。
あえて、表に出ないようにしているのです。
表に出ないのは、あなたに大活躍してもらいたいからです。
あなたの活躍を支えるために、なくてはならない存在です。
主役がより活躍できるよう、家族という黒子は、必死になって支えています。
家族からの期待に応えましょう。
家族からの期待に応えることが、今の自分にできる恩返しです。
わざわざ家族が黒子に徹しているのですから、自分は堂々と主役らしく人生を歩むのです。