綱渡りをしたことがありますか。
空中に張った、1本の綱の上を歩く曲芸です。
綱渡りをするときは、普通は綱や足元の状態が気になり、下を向いてしまいます。
しかし、これがよくないのです。
下を向くと「落ちたらどうしよう」と悪いことを考えるようになります。
恐怖で、足ががくがくと震えるようになり、すぐ落ちてしまうのです。
綱渡りの大道芸人がいれば、ぜひ動きをチェックしてみましょう。
下は見ていません。
見ているのは、前です。
綱渡りのコツは、しっかり前を向くことです。
両手を左右に広げて、視線は前を向き、遠くを見るような目つきになっています。
前を向くから恐怖が消え、平常心を保つことができるのです。
人生も、綱渡りと同じです。
下を向いて歩いていると、自然と悪いことを考えるようになります。
「落ちたらどうしよう。できなかったらどうしよう」など、悪いことを考えるようになります。
恐怖で、体がぶるぶる震えるようになります。
下を向くから、考え方も下向きになるのです。
しっかり前を向きましょう。
下を向きたくても、意識をして、見ないようにします。
見るのは、前だけです。
前向きになるから、前向きになれます。
恐怖を感じることなく、前に進めるようになるのです。