試験の問題形式は、大きく分けて、2種類あります。
選択と筆記です。
選択とは、あらかじめ与えられた複数の回答パターンから、正解と思われる項目を選ぶ問題です。
筆記とは、文章を書いて答える問題です。
選択の場合、正解と不正解が明らかに見分けられますが、面白いのは筆記の場合です。
筆記は、部分点がもらえます。
採点者が文章を読み、完全な答えでなくても、少しでも理解できていることがわかれば、それに応じて点がもらえます。
人生も、筆記試験です。
物事は、完全にわかることばかりではありません。
完全にわからなくても、できるところまでやるのです。
完全に正解できなくても、部分点がもらえます。
わからないことがあるのは、悪いことではありません。
わからなければ、できるところまでやればいいだけです。
できるところまでの部分点が、もらえます。
悪あがきも大切です。
最初から完全にわからなければ、糸口を見せようとする姿勢だけでも見せましょう。
「どこかに解決策があるはずだ」という様子を、見せたり残したりします。
「何とか正解してやろう」という姿勢を見せれば、見ている人は心を動かされ、部分点がもらえます。
人生は、寛大です。
できるところまで努力した分、報いがあります。