知っていることは話ができますが、知らないことは話ができません。
知っていることの中でも、記憶が新しい体験ほど、話しやすいものです。
では、記憶が新しい体験といえば、何でしょうか。
ずばり、今、着手していることです。
たとえば、相手が学生なら、今、学校で習っている勉強について尋ねてみましょう。
「どんな勉強をされていますか?」
「専攻は何ですか?」
「学校の雰囲気はどういう感じかな?」
まず勉強の内容や専攻などから、話の糸口をつかみます。
文系か理系か、授業や先生の雰囲気など、話の輪を広げていきましょう。
話は尽きませんし、盛り上がることでしょう。
もし社会人なら、今、会社で着手している仕事についてです。
「どんな仕事をされていますか?」
「仕事は残業が多いのですか?」
「職場の人間関係はいいの?」
機密情報は避けつつ、仕事の種類や雰囲気について話を聞かせてもらいましょう。
そこから話題の糸口をつかみ、仕事をするきっかけや今後のキャリアなど、話題を広げていきましょう。
相手が学生であれ社会人であろうと、自分が今、着手していることは、最新の話題です。
喜びもあったり悩みもあったりなど、話のネタが豊富にあり、話が尽きないはずです。
相手は目を輝かせて話してくれるはずです。
当たり障りがないので答えやすい。
今、着手していることですから、返事も早く、気持ちのこもった会話ができるのです。