他人の悪口はいけません。
人の悪口を言うと、口にした人の印象まで悪くなってしまうからです。
しかし、愚痴なら、大丈夫です。
誰にでも大変なときがあります。
たとえば、会社の仕事が大変なときは「大変で死にそう」と言いたくなります。
試験勉強で大変なときは「頭がパンクしそうだ。目が疲れる」など愚痴を言いたくなります。
大変な時期は、誰かに苦しい状況を聞いてもらい、同情してもらいたくなるのです。
これは口にしてもいいのです。
誰の悪口を言っているわけでもありません。
我慢は体によくありません。
大変だと思うときには「大変だ」という。
逃げ出したいときには「逃げ出したい」という。
しかし、学校や職場では、人間関係や雰囲気もあるので、言えません。
誰にでも大変なときはあります。
はけ口を作りましょう。
あなたがそのはけ口になってあげればいいのです。
たとえば、好きな人との会話で「仕事が大変」という愚痴が出れば、事情を尋ねてみましょう。
キーワードは「どうしたの?」です。
どうしたのと聞かれれば、話したくなります。
相手から愚痴が始まれば、相槌を打ちながら聞いてあげましょう。
あなたにも何か言いたい愚痴があれば、相手に聴いてもらうのです。
愚痴を言い合える関係になれば、理想的です。
お互いがストレスを発散できます。
人には言えないような悩みを聞けるため、心の距離も急接近できます。
愚痴を言い合える男女関係は、恋愛関係になりやすいのです。