私がこれまで恋愛の相談を受けてきて、つくづく思うことがあります。
恋愛計画に対する意識の差です。
恋愛がなかなかうまくいかない人は、恋愛に関して「無計画」が特徴です。
人の愛が関係することに計画を立てていません。
そういうことを「ずるい」と思っています。
「恋愛計画を立てるのはずるい。やましい。いけないことだ」と思っています。
ファッションや態度などで、計画的に相手からの注意を集めることを、ずるいと思っている。
そういうことを言っていると、プレゼントをするのもずるいことになります。
厳しい見方をすれば、お金で愛を買っているようなものです。
お見合いもずるくなります。
ずるいと思っていると、何でもずるく思えてきます。
恋愛どころか、一生結婚できなくなります。
ずるいと思えば、行動できない。
一方、恋愛がうまい人は、恋愛計画を立てています。
相手と2人きりになるようなシチュエーションを作るため、計画を立てて、実行しています。
恋愛計画を「うまい方法」だと思っています。
狩猟採取民族を思い出しましょう。
大草原で狙った獲物を手に入れるために、計画を立てるのは、よくある話です。
いえ、むしろ計画を立てないと、効率よく手に入れることができません。
獲物は動いているからです。
動いている獲物を狙うためには、きちんとした計画が必要です。
恋愛も同じです。
相手は動いています。
好きな人と結ばれるのに、何らかの計画が必要です。
計画を立てるから、効率よく話を進めたり、愛を深めたりできるのです。
この差なのです。
ずるいと言えば、ずるい。
うまいと言えば、うまい。
どちらでもかまいません。
あなたがどう感じるか。
それが問題です。
それで行動の意識が変わり、恋愛の積極性や消極性が、決まります。
恋愛計画とはいえ、別に相手の心を傷つけたり、金品を騙し取ったりするわけではないのです。
デートをするために、ほんの少し計画を練るだけです。
ずるいことを過剰に意識していると、何もできなくなります。
恋愛計画に対する罪悪感を取り払いましょう。
まずはそこからです。