大人のプレゼントは、値段では勝負しません。
値段ではなく「添えてある一言」で勝負します。
心のあるプレゼントというのは、プレゼントそのものではなく、添えてある一言のほうが心にぐっと響き渡ります。
値段で勝負するプレゼントは、心がこもっていません。
「これだけ高い物を買ったんだから心が伝わるだろう。満足するに違いない」
そう思うのは、相手を物で釣ろうとしている恋愛の下手な人です。
女性は魚ではありません。
女性を餌で釣ろうとする人ほど、失礼な男性はいません。
釣り人が釣った魚ほど餌をやらないように、餌で釣ろうとしている男性は付き合い始めると、もう大事にはしないものです。
それに比べて恋愛上手な人であるほど、餌ではなく、心を伝えます。
それも、その心の伝え方が上手です。
特にプレゼントには、心の伝え方が顕著に表れます。
大人のプレゼントには、必ずメッセージが添えてあります。
でも、本当は、プレゼントにメッセージを添えてあるのではなく、メッセージにプレゼントを添えてあるのです。
メインはプレゼントではなく、メッセージです。
たった一言を伝えたいがために、わざわざプレゼントという口実を作るのです。
プレゼントを渡す口実は、何でもかまいません。
誕生日や記念日に限らず「いつもお世話になっているから」も、プレゼントを渡すきっかけにできるのです。
プレゼントを渡すふりをして、実は一番読んでほしい一言を添えることで、あなたの気持ちをうまく伝えることができます。