猫の最大の特徴といえば、何でしょうか。
そうです、いつも寝ることです。
猫の種類や環境にもよりますが、1日のうちおよそ16時間も寝ているといわれています。
ちなみに生まれたばかりの子猫の場合は、なんと20時間。
ほぼ1日中寝ていると言ってもいいでしょう。
暇さえあれば寝ています。
寝て少し活動したかと思えば、また寝始めてしまいます。
なぜいつも寝ているのでしょうか。
これは「体力温存のため」といわれています。
猫の戦闘スタイルは「短期集中型」です。
普段はのろのろしていても、ネズミを追いかけるときは、車のような猛スピードで走ります。
100メートルを7秒台で走れると言われます。
しかし、持久力がないので、少しの間だけしか力を発揮し続けられません。
短距離走は得意ですが、長距離走は苦手です。
そこで、獲物を捕まえたり、敵から逃げたりという「いざというとき」の体力温存のため、普段は休んでいます。
しかし、寝ているとはいえ、その大半は浅い睡眠です。
敵が近づく物音があればすぐ動けるように浅い睡眠がほとんどであり、ぐっすり寝ているわけではないようです。