食事の理想は、完食です。
すべてきれいに食べきることが、最も美しい終わり方です。
ところが、食べきるのがいいとわかっていても、仕方ないときもあります。
時には食べきれず、残してしまうことがあるもの。
事情はさまざまです。
満腹になったり、体調が悪くなったり、食欲がなくなったりです。
食べてみると、思っていた味と違っていて、食べきるのが難しいこともあるでしょう。
食事中に緊急の仕事が入って、食べ残すこともあるはずです。
もちろん食べ残すことはあっていいのです。
ちょっとしたマナー違反ではありますが、小さなことであり、罪を犯しているわけではありません。
無理をしてまで食べるのはよくありません。
無理に食べると、気分が悪くなったりカロリーを取りすぎたりして健康によくありません。
最悪の場合、吐いてしまうこともあります。
さて、食べ残すときが大切です。
平然と食べ残すのはよくありません。
仕方ないとはいえ、当たり前と言わんばかりの態度を見せるのは、礼儀正しいと言いがたいでしょう。
「何が悪いの?」と開き直った態度を見せる人もいるかもしれませんが要注意です。
食べ残すということは、本来慎むべきことです。
その食べ物のために命を落とした存在がいます。
食べ残すということは、命を落としたことが無駄になったことであり、命の浪費に当たります。
反省がゼロでは、食の神様も眉をひそめます。
そこで必要なのは、反省の気持ちです。
強く自分を責めたり罪悪感を持ったりする必要はありませんが、反省の気持ちは必要です。
食べ残すときのマナーがあります。
「残してごめんなさい」の気持ちを持つようにしましょう。
小さなマナー違反を犯すわけですから、ちょっとだけ反省が必要です。
心の中で小さく念じるだけでかまいません。
作ってくれた人に対してはもちろんのこと、食べ物に対しても「残してごめんなさい」と念じてください。
少しでいいのです。
反省の気持ちを持つことが大切です。
もちろん声に出して言ってもかまいません。
反省の気持ちがあれば、食の神様から「仕方ありませんね」と許してもらえます。
食べ残すときは、少しでいいので申し訳ない気持ちを持つこと。
食べ残すときの心のマナーです。